Allentown

俺たちはここアレンタウンで暮らしている
そしてすべての工場は閉鎖しかかっている
ベスレヘム辺りではみな時間を持て余して
書類に文字を埋めて列に並んでいたりする

父親たちは第二次世界大戦を戦い
週末をジャージー・ショアで過ごし
慰問協会で母親たちと出会いダンスに誘った
彼らはスローなダンスを踊り
こうして俺たちはアレンタウンにいるわけだ

しかし不安定な時代は降りかかり
この街に留まることも難しくなっている

俺たちはアレンタウンで待っている
決して見つからないペンシルベニア
学校の先生と交わした約束の続きを
一生懸命働いていれば
まっとうに生きていれば

壁に卒業証書は掛けられているが
そんなものは何の役にも立ちはしなかった
何が現実かなんて何ひとつ教えはしなかった
鉄とコークス
そしてクロム鋼
俺たちはアレンタウンで待っている

しかし地面から石炭はすべて掘り起こされ
組合の人間は這うようにして逃げていった

どの子供にもそれなりの夢があった
少なくとも上の世代が手にしたものは得られるはずだと
しかしそこに至る過程で何かが起こり
アメリカ国旗は俺たちの顔に投げつけられた

俺はアレンタウンで暮らしている
できるやつはどんな場所でも芽を出すだろうが
今日も俺は起き上がれそうにない

ここでの暮らしは続けにくくなってきた
それでも俺たちはアレンタウンに生きている

Close Range

スクリームしたい
シャウトしたい
知りたい
大事なことって?
前にもあったけど
これとは違ってた
君の名前は
リストで見た

四時になる頃には
君は結構ハイになってた
床に寝転がって
空を見ていた
覚えているよ
君の子供の頃を
相当奇妙だったよ
君のやることといったら

しっかりしろよ お前
もう一度自分の足で立てよ
どうすれば理解できるんだ
何もかも思うままだろうに

冷たい心臓は
追い払えない
心動かされない
今日見たことには
彼らがフロアに潜んで
既に三十年以上
彼は気にもとめない
ただ利益を求めるだけだから

つい昨日のことのようだ
彼は逃げ隠れしてばかり
俺たちがよく遊んだ公園を覚えてるか
十フィートも生い茂っていた草を


If I Ever Hear You Knocking On My Door

君を抱きしめたとき
君は僕のものになる
僕の愛は君のものになる
いつだって何かが起こるような

センチメンタル・ガール
わかってほしい
僕の心の奥深くで
君の泣いている声がする

僕らの愛が育つのを見守っていよう
だってふたりのものじゃない
愛のためにブルーになんかならないで

間違ってるとか正しいとかじゃないんだ
僕にとってそれがどんなに意味のあることか
君にはきっとわからないだろう

今夜はどこにいるんだろう
君は僕のものだというのに
君のために何ができるだろう
そんなことを考えながら待ち続ける

バレリーナ・ガール
僕と踊ってもいいよ
この腕に抱かれて
傷つく心配は何もいらない

間違ってるとか正しいとかじゃないんだ
いかにして僕の夢が現実になるかなんて
君にはきっとわからないだろう

いつ君が戻ってくるかと思いを巡らせる
ふたりで幸せに暮らせることに気づくだろう
一秒たりとも君を愛さなかったことはない
それさえも君が知ることはない
君が僕だけのものだったら
いつでも僕のものだったら

間違ってるとか正しいとかじゃないんだ
今夜迎えたはずの喜びなんて
君はきっとわからないだろう

僕のドアを叩く音が聞こえたなら……

Friday I'm In Love

月曜がブルーでも気にしない
火曜が水曜がグレーでも同じ
木曜は君なんてどうでもよかった
そして金曜日 僕は恋をしている

月曜日 君は取り乱すかもしれない
火曜日 水曜日 ブレイク・マイ・ハート
木曜日は始まりさえしない
そして金曜日 僕は恋をしている

土曜日 待って
日曜日 いつも来るのが遅すぎ
だけど金曜日だけはためらわない

月曜日が黒で塗りつぶされてもいい
火曜日 水曜日 心臓発作
木曜日 決して振り返らず
そして金曜日 僕は恋をしている

月曜日 君は頭を抱えるかもしれない
火曜日 水曜日 ベッドで過ごす
あるいは木曜日は壁を見つめたりして
そして金曜日 僕は恋をしている

見目麗しく着飾った君は
ヒールもテンションも上がって
なんて素敵なサプライズだろう
しかめ面を投げ捨てて
音に合わせて笑っている
黄色い声を上げて
ぐるぐると回っている
いつだってかぶりついて
なんて魅力的な光景だろう
真夜中に食べ物を口にする君を見られるのは
まだまだ君には足りないだろうね
今日は金曜日 僕は恋に落ちる

Just Like Heaven

「ねえねえそれってどんな仕掛けなの?
 びっくりして叫んじゃって
 なんか笑っちゃった」
彼女はそう言うと私の首に腕を回した

   どうやったのか教えてよ
   そしたら私も約束するよ
   一緒に逃避よう

目が眩む崖でくるくる回りながら
彼女の顔にキスをした
その頬が紅潮らむ方法を夢見ていた

   どうしてそんな遠くにいるの?
   私の気持ちに気づきもしないの?
   君のことが好きだっていうのに

君は
今にも壊れそうにかけがえのなく
いなくなってひとりきりになって
天使のように場違いな姿で
海の底を舞い踊りながら
うねりを巻き起こしている
まるでひとつの夢みたいだ

太陽の光で意識を取り戻した
数日もの間 眠り続けていたんだろう
私は唇を動かし彼女の名を呟いて
目を見開いた

そして自分がひとりであることに気づく
荒れた海の上でひとり
この海が愛した人を奪い
私自身の深い底へと沈めていったんだ

君は
今にも壊れそうにかけがえのなく
いなくなってひとりきりになって……