1963

それは1963年1月のこと
ジョニーが贈り物を持って家にやってきた
彼は言った「君を愛しているから買ってきた」
「それに誕生日だったしね」
とても素敵で優しい人だった
そう考えていた
私は彼を思っていたし彼も私を思っていた

彼は私に目を閉じるよう言った
「僕の贈り物にきっと驚くと思うよ」
彼の目に涙が見えた
私を傷つけるつもりなんて決してなかった

ねえ ジョニー その銃を私に向けないで
私たちの生き方は多くの意味で変わってしまった
けれど どうかそんなことはしないで
ジョニー その銃を私に向けないで
どうにかしてこの身を守ることができるだろうか
お願いだから話を聞いて

ジョニーは命を奪ったことを恥じてはいたけれど
別の妻を連れて家にやってきた
そしてあの頃のことをよく思い出していた
1963年の特別な出来事が起こる前のこと
あなたには誰かを殺す方法なんていくらでもあった
愛が終わるときの情事のように
彼は彼女を思っていたし彼女も彼を思っていた

彼は私に目を閉じるよう言った
「僕の贈り物にきっと驚くと思うよ」
彼の瞳に憎しみがみてとれた
私を傷つけるつもりなんて決してなかった

ねえ ジョニー その銃を私に向けないで
私たちの生き方は多くの意味で変わってしまった
けれど どうかそんなことはしないで
ジョニー あなたは私を利用しつづけている
どうにかしてこの生活を変えることはできるだろうか
お願いだから話を聞いて

あなたを私のものにしたいだけ
こんな世界は輝かないでほしい
ふたりの関係を終わらせたくない
ねえ ジョニー 私がいなくてさびしい?
私は自由になりたいだけ

これからずっと自由でいられる