I'm A Man/Kuwata Band

霧もやに包まれた
野原にひとり立っていた
一つ目の男がやってきて
僕に言った「お前の名前は何だ?」

あんな男なんて想像したこともなかった
聞いてみたかった やつの故郷のすべてを
彼は言葉にはしなかったけれど
内なる声が僕には確かに聞こえたんだ

男は時空を超えてやってきたと言う
ここでのミッションは
誰にも知られてはいけないらしい

男は俺のことは誰にも言うなよと言う
そして僕の暮らしについていろいろ聞いてきた
彼いわく 僕みたいなやつなんて見たこともないらしい

僕は……地球という惑星生まれの人間だ
君に……とっておきのものを見せてあげよう

気づかぬうちに
僕らは紫の光線を歩いていた
もっとも 男は当たり前のような顔をしていたけれど

男の行くままどこかへ連れ去られそうな気がした
やつの話す言葉を理解しようとした
彼はもう一度言った 「俺は……」

僕は……地球という惑星生まれの人間だ
君に……とっておきのものを見せてあげよう

男はバカみたいなやつにはなるなよと言った
確かに彼が教えてくれたことは
学校で教わることよりも大事なことだった
彼が振り返って別れの言葉を告げたとき
その声は泣いているように聞こえた

「俺は……地球という惑星生まれの人間だ」
「お前に……とっておきのものを見せてやるよ」

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